PTA非会員になりました

入学説明会では学校の先生により「一子一役」という説明がありましたが、「任意加入」だという説明が一言もありませんでした。それからPTA非会員になるまでの横浜在住の市民による記録です。

モヤモヤしているなら

行動をおこされてはいかがでしょうか。

PTAに対して不満や疑問を感じていればなおさらです。長いものに巻かれるのだけは、やめて方がいいです。

数日前、近隣の小学校に通うお母さんとPTAの話をしました。
やはり、6年生になる前に一度はやってくれ、とPTAに言われてたようです。お子さんは5年生でした。
今を逃すと大変な卒対委員にされてしまうし、仕事もあって大変だから5年生のうちに何とやりくりしてやった、と。
やっと肩の荷が下りた、と言ってました。
そしておかしなことに、「係りをやってしまったら後は楽だから」。(あとにも先にも何もしなくていい!)

何それ?
係りさえやってしまったら、PTAなんてほったらかしなんですよ、結局。やるまではずっとどうしようか、悩んでる。
やってしまえは、後はしーらない!
おかしいですよね。

役を押し付けるだけの不思議なPTA。結局、そんなもんなんでしょう。


作家川端先生×憲法学者の木村先生のPTA対談 シノドスに掲載されてました

シノドスより、PTAについての対談(後編)が公開されていました!

 

大きな慣性に逆らって――父親たちの語るPTA | SYNODOS -シノドス-

 

PTAについて疑問に思う方、そうじゃない方、これからPTAに加入しようかどうかと思われている方、おすすめです。

 

 

 

PTA非会員だからダメ、ということはない

PTA非会員になると、様々な弊害、子どもに対する不利益等がおこるだろうと様々な悪い想像をしてしまうと思います。子どもばかりでなく、非会員になった保護者までも白い目で見られるPTAハラスメントを受けるのではないか、ということです。

親が非会員だからといって、子どもには不利益はありませんし、いじめや差別・区別があったらそれこそ大問題です。

また、

「非会員になったから、授業参観に出れない」

「非会員だから運動会に出れない」

「非会員だから登校班に入れない」

など言う事を言われたり、区別されるようなことは差別・人権問題にあたります。

学校とPTAは全く別物です。PTAは任意団体です。PTAは学校の付属組織ではありません。

学校は日本の義務教育であり、それに参加出来なかったり子どもが不利益を被る事はありません。

 

それよりPTAに自動入会、強制入会させるほうがもっと問題なんです。

PTA は任意です。しかし、みんな入会してます・・・などとみんなが入っている風に誘うのもやめて下さい。

非会員がいる学校はPTAや学校側が非会員がいることをひた隠しにしています。

みんながPTAに入っているから、という「同調圧力」もやめてください。

 

公平に入会する・入会しないを選ぶ権利さえ与えられてない状況がまかり通っているおかしな状況。保護者側もしっかり一人一人が入会するかしないか考えましょう。

 

そしてPTAのことをきちんと理解して、全児童の幸福のために頑張る、PTAに賛同し入会し活動すればいいですし、理由はどうであれ入会しないと決めたら、入会しなければいい。PTAはやりたい人がやる。悲しい事に今の現状は役を押し付けあっている。

公平を押し付けあう不公平。

 

そして、もちろん、ご存知かと思いますが入会後も、退会可能です。PTAは義務でなく「任意団体」なんです。退会届けすらないのが実情なので、そういう場合は自分で退会届けを作成すればいい。ググれば沢山出てくるかと思います。

 

それにしてもどうして自動入会させて、みんなにPTA に入会させて係、委員にさせたいのでしょうか。「6年までに親が委員にならなかったら、新しい役を作ってまでもやってもらう」とも聞きました。

自校の入学式説明会でも、PTAの説明があり「一子一役」と言われました。

何の権利があってPTAを勝手に義務にしたのでしょうか。

 

また、誤解されている方がたくさんいらっしゃると思うので、声を大にして言いたいのが、

PTAは自分の子どもだけに恩恵を預かるため加入すわけではなく、学校に通う全ての子どもたちの幸せのための活動団体

です。ここをはき違えてる方がたくさんいるから、

「非会員になったから、○○さんちの子どもは運動会出れない」

「非会員の子だから、PTAが管理してる夏休みのプールには入れない」だとか

「非会員になったから、懇談会出ないでね」「やらなくてずるい」とか、事実無根なことを言うのです。

子どもたちはもともと「非会員」です。会員ではありません。当然ながら子どもは誰でもPTAの恩恵に預かれるのです。

 

PTAは間違っても、「我々の子どもたちだけのために」とは言わないで下さいね。

 

憲法からみるPTA 強制加入は「結社しない自由」を侵す、という記事がありました

昨年の記事ですが、憲法学者の木村草太先生のPTAに関する記事が昨年、朝日新聞に掲載されました。

朝日新聞デジタル:憲法からみるPTA 強制加入は「結社しない自由」侵す - 教育

 

 憲法21条は「結社の自由」を保障する。この自由には、自由に団体を作って良いという「結社する自由」と同時に、自分の望まない団体には入らなくて良いという「結社しない自由」があることを忘れてはならない。

つまり、PTAなどの団体は、その趣旨に賛同する人が自由に結成するものであり(結社する自由)、望まない人に加入を強制してはならない(結社しない自由)、というのが憲法上の大原則になる。

是非、続きを読んでみて下さい。

私たち日本人は「結社しない自由」があるのです。望まない人に強制加入しはいけないのです。

どうであれ、任意団体であるPTAに加入するもしないも、個人の自由なのです。

「入らないなんてずるい〜」とか言われる筋合いは全くないです。

「やらないなんてずるい〜」などとおかしなことを言われる筋合いはありません。(言われたりしたら大問題です。学校に相談どころか、人権問題ですよ。)

是非、上記記事を参考にしてみて下さい。

私たちも学校でPTAについて面談する時、印刷して持参していきました!

PTA非加入届けの提出

標題通り、なぜわざわざ非会員届けを作成して、提出しなければなりません。

なぜなら、横浜市の自校では、任意団体でありながら入会届はもちろん退会届などありません。普通のお金を徴収する団体であれば入会書などの規約があるはずなのに、入会するかしないか?問われることなく、ほぼ自動で加入させられてしまいます。おかしいですよね。

わざわざ手を挙げて「我が家はPTAに入会しません」などとやることはできなかったので、私たちは「PTA非加入届け」を作成し、校長・PTA会長宛に(住所は学校)1通郵送しました。

また、非会員になるにあたって子どもに差別やいじめ、その他もろもろの誹謗中傷が生じないか、学校では任意加入であることの説明がなされなかった、学校に対する不信感が沢山あったので、まずは教育委員会に問い合わせる事にしました。

 

私たちがとった簡単な経緯です。

教育委員会へのメールでの問合せ】

Q.質問

・学校説明会では一言も「PTAは任意であること」がなかった。なぜ?

・任意どころか「一子一役」をお願いしますと言われた。PTAは結局義務ですか?

・入会しなかった場合は子どもが冷遇される、差別されることはないのか?

 

A.教育委員会からの返答

・PTAは任意団体であり、入退会も自由ということについては、校長会や横浜市PTA連絡協議会等を通じて、学校説明会等で保護者に周知するよう説明している。

・PTAは保護者と教職員が協力して、子どもたちの健やかな成長を支える活動だから、未加入による子どもへの不利益はない。
・PTAの任意加入等についての詳しい説明は、PTA総会及び入学式のときにあらためて説明する
 
とうことでした。
 
何度かメールを教育委員会に送りましたが、これ以上の返答は教育委員会からは来ませんでした。学校に相談しろ、という姿勢で、私たち市民に親身になってくれないという印象を受けました。PTAのことで学校に不安、不信感でいっぱいあであるのに、です。
 
幸い、横浜市のHPには「市民の声」というページがあり、その中でも
PTAは任意団体で入退会は自由」「非会員だからといって子どもに不利益はない」ということが明記されていたページがあったので、学校に非会員届け郵送で送るときに、そのページをプリントアウトして一緒に送りました。
私たちが学校に送ったページは現在存在していませんが、似たようなページがいくつかありましたので、参考までに載せておきます。

PTAのあり方について市で具体的な提案をしてください

PTA加入が強制でないことを周知してほしい

 
次に、私たちは「PTA非会員届け」を作成し、入学式前に校長・PTA会長連名宛に郵送で送りました。
内容については、下記のサイトを参考にさせていただきました。

素晴らしいPTAと修羅場らしいPTA−Think! PTA

 

私たちが書いた非加入届けのポイントは、

・PTAに加入しません、と明言。

・理由は内的理由なため、お話できない。(PTAに加入しない理由を言う必要は全くないです

PTAは任意加入の団体なので、当面非加入でいる。

・学校、地域において子どもたちのためになることがあれば、出来る範囲で応援する

・何かあればメールでお知らせ下さい。

 

という内容をワードで作成しました。

とてもシンプルなものです。

 

先に、いろいろと教育委員会に相談していたことが、学校に伝わったようです。また

その後の小学校の入学式後のPTA説明&新入生保護者役員選出の説明時にも、PTA会長の口よりPTAは「任意」だということをこの耳でしっかり聞く事ができました。(その後、加入は任意だけれど、なんだかんだーと言い訳がましく聞こえました。)

 

その後、学校より初めてのケースだということで学校長と面談をすることになりましたが、問題なく非会員になることができました。

面談の様子は後日、記事に書きたいと思います。

 

子どもが入学し、たしかに非会員だからという差別、偏見、不利益は全くありません。

もちろん、学校側は私たち夫婦が非会員だということをひた隠しにしたいようで、その制もあり、誹謗中傷もありません。

もちろん、PTAに関わらず私たちが学校、子どもたちにとって応援できることがあれば応援・支援していきたいとも思っているし、あくまでも無理をしないでできることが、PTAに入らずともできることだと思っています。

 

 

 

 

AERAでPTAの特集記事。

AERA '14.3.3 No.9増大号アエラで、PTAの特集がされてました。

「横暴すぎるPTA役員決め」という特集です。

自校の学校でも採用されている「一子一役」委員決めについても理不尽度3で載っていました。一子一役って、PTA委員が義務ってことじゃん…。

 

PTAは「やりたい人がやる」。これが当たり前にならなくてはいけないと思います。

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入学説明会で

子どもが学校に入学する前からPTAの噂は聞いていました。

義務じゃなのに義務っぽい。私も委員・役員やったらかあなたもやって当然。欠席裁判、くじびき、委員が決まるまで沈黙の2時間などなど。悪い噂ばかり経つのは何故だろう?

PTAに入らない、非会員になる、退会する理由は、いりません。それは、加入する、加入しないということは個人の自由だからです。

専業主婦だろうが、兼業主婦だろうが、シングルだろうが、介護してようがしてまいが、病があるから、ないから、そんな事はどうでもいいのです。

理由は人それぞれ、個人の自由。入らない理由、退会する理由なぞ言わなくてはいけない義務もありません。

PTAは任意団体。入退会自由が普通でなければいけない(それをうたってるPTAは少ない)、みんながやってるから、やらないとズルイと言われるからとか、でもでもやって当たり前などという同調圧力に負けてはいけません。

もちろん、PTAで活動したい人はすればいい。それだけ。

そうこうしているうちに、子どもが入学する小学校で入学説明会がありました。

PTAについて予備知識はほとんどありませんでしたが、加入自体は「任意」だということは知っていました。

ぱっぱっぱと、入学前に学校で準備するものを説明がなされていき、最後のほうで学校の「先生」によりPTA委員の説明がありました。

「PTAは一子一役です。お子さんが6年生までに一度は委員を引き受けて下さい」と。

横浜市の教師の言葉からですよ?当然、PTAは「任意加入」だという発言は一言もありません!

 

この日から我が家の非会員を目指す道のりがはじまりました。

非会員になることを決意したのです。そしてこのままでは自動入会させられてしまうので、どのように会員にならずに済むのか。

先生が説明会で発言された言葉、納得いきません。

まず、

・PTAは任意加入である、という説明が一言もない

・一子一役

・他の学年の懇談会では、「6年までに委員がない場合は、役を新たにつくってでもやってもらいます」とのこと。

 

これじゃあ、みんながみんな自動で加入するに決まっています。もちろん、任意加入の外部団体であるのに、退会へのお知らせがありません。

PTA加入を誘導しているようなものです。このような入学説明会であるにもかかわらず、PTAの説明を外部団体が普通にしている事自体今では違和感を感じています。

それだけ学校はPTAに頼り切っているし、非会員になった今では色々と不信感を抱かざるを得ません。

 

私はおかしいな、不思議だな、これあり得ないでしょ、不条理なものをそのまま素直に受け入れることができません。PTAにいやいやながら加入し、早い者勝ち、と言わんばかりに低学年で終わらせたく、早く終わらせたいがために低学年でじゃんけん委員決めを積極的したくありません。そもそも、子どものためなのに、必死にPTA委員を押し付け合ってるのこの様は何なのでしょうか。

 

おかしいものはおかしい、と何故校長なり先生なり、教育委員なり、文科省になりに何故みな聞けばいいのだけですよね。(私もその方法はあとになって知りましたが)

嫌々、PTAの委員決め恐怖におびえて6年間過ごすより、白い目で見られる方がまだましだと私たちは選びました。もちろん、おかしなことを言われるようであれば、それはそれで法的手段でもとろうという気持ちもありました。

 

入学説明会からPTA非会員を決めてから、入学、そしてPTAについて学校との対談・・・今思うととても長かったです。

しかし、やはり私たちのような人もいるとうことでブログに残して行きたいと思います。